黒田藩傳疋田新陰流兵法 教傳目録

【新陰之流外物謀略之目録

口傳多々有り
 
 

 

  

 

【新陰之流猿飛之目録】
猿飛
猿廽
山陰
月影
浮舟
浦浪
 
 

 

  

【新陰之流参學之巻】
      覧行(陽之太刀)
       松風(光陰之太刀)
      花車(陰之太刀)
長短
徹底
礒波
 
 

 

  


【新陰之流位詰之巻】
髙浪
逆風
岩砕
殘心
清月
眼勝
 
 

 

  

【八種之目附并先持後拍子之事】
有之目附
無之目附
生之目
死之目
陰之目
陽之目
光陰之目
遠山之目
 

 

  

【新陰之流天狗書秘傳之巻】

    横雲(乱勝)

鈎極
乱接
雲切
    稲妻(電光)
手留
曲勝
曲勢
手縛乱勝

 

  


【新陰之流灌頂極意之巻】
三光之利劔
-五段印可 -
軍陳
入身
退身
 
【新陰之流紅葉観念之巻】
紅葉
観念
破軍
 
 
 
 
【新陰流軍学・九字護身法・軍配術】
【手裏劔術(新陰流・陰流・新當流)】
【新陰流捕手術・無刀取】
【天眞正傳新當流刀槍・組討術】
【念流小太刀術・両刀術】
【疋田流分銅鎖術】
 
 

 

  



※尚、最近、当会に対して、無免許で活動されている肥後新陰流の関係者が、ホームページに抜粋している目録や記事を見て、妬みから執拗に当会のネガティブキャンペーンを繰り返しております。


 当会を一方的に、正統性がないと誹謗中傷しておられる方が出てきておりますので、本意ではありませんが、門下生を守る為にも、この場を借りて、ホームページを通じてご忠告と警告を致します。


 伝統芸能につきましては、その時代に生きた訳ではありませんから、流祖の頃と寸分も技が変わっていないとは全く思いませんし、変遷は少なからずどの流儀や会派であれあるものです。ただ、どの会派であれ、印可の有無に関わらず、流祖伝来の流儀を誤伝が出来るだけ少ない状態で、次の世代に繋げていけるよう、そうありたいと努力されているものですから、その点をこ理解して頂けたらと思います。


 そして、ホームページでは基本的に巻物や口伝の一言一句を掲載する場ではありません。通常、伝統流儀においては、皆伝免許を受けていない破門された会派や、伝位制度が崩壊した会派を除いては、古式の伝統に則り、誓紙血判を差し出した後、親子・兄弟であってもその全容を伝えないしきたりが日本の伝統芸能には存在します。


 その様な古流の伝統的な背景から、門下生以外の部外者には、口伝や秘伝は伏せて、ホームページでは抜粋して紹介される事が一般的であり、殊更に自分の会派と教伝の順番や教授方法が異なるからといって批判されるようなものではありません。


 当会がどの様な教伝体系や順番で教授をしようが、印可を受けていない部外者である肥後新陰流の方には全く関係のないことです。


 本来、教伝とは、学ぶ側の人柄や実力、取り組み姿勢などを総合的に会派で判断をしながら、個々にその方への教伝速度や教授内容を変化させて対応するものです。部外者から教伝方法や教授する順番を批評されたり、押し付けられる話ではありません。


 黒田藩主黒田長政(疋田新陰流免許皆伝)の子孫であった先代は、ホームページに記載しております通り、黒田藩伝の新陰流皆伝者となった後、修業のうえ、関連性のある尾張柳生の皆伝印可も頂いておりました。


 その事は殊更に喧伝する話でもありませんし、門人一同、初心を忘れずに日本の伝統芸能を守り続けて来られた師匠の努力を誇りにしており、現在も活動を続けております。


 古武道家であれば、関連する他の系統からも古伝を真摯に学ぶ事は当然であり、学んだ経歴を持って、黒田藩伝として正統性がないかの様な、いわれなき誹謗中傷はやめた方が良いと思います。会派により伝わった口伝や技法、教授方法はそもそも違うのですから、自分が学びたい、正しいと思う伝の会派で学び、その伝を伝承されていかれたら良いだけの話だと思います。


 自分の考えを押し付ける誹謗中傷は、負の連鎖しか生みませんし、生産性は全くありません。


 誹謗中傷者は、すでに特定しております。不必要な誹謗中傷は、自らが被疑者となり逮捕されるばかりか、自分の大切にされている師匠、学ばれている会派の皆様にも大きな影響を与えて迷惑がかかります。また、肥後新陰流で師事する師匠の品位、会派や門下生の品位を著しく落としていることに早く気づかれるべきでしょう。


 私は、刑事・民事の両面から法的な措置をいつでも取れる様に、既に証拠資料は保存しております。告訴する事に全く抵抗はありません。名誉毀損(刑法第230条、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金)で告訴され逮捕される危険性も踏まえて、今後自分の言動にはお気をつけになられる方が良いでしょう。



 ※近年、柳生家の目録と疋田家の目録を混在して指導している会派や、長短と徹底という技を混在して1本に改変している会派、猿飛目録を居合で行ったり、続け使いにも関わらず投剣を使わない会派も一部見受けられるが、元来、猿飛目録6本は、最後に投剣で使う打太刀に対して、折敷ながら刀を打ち落す使い方が本当の古伝である。


 絵目録にあるように、これ以外の使い方は本来は無い。


 肥後新陰流の伝承の歴史について、相伝した関係者らから直接聞いた話によれば、伝位制度が崩壊して、続け使いの猿飛を復元した過程での誤伝である事が判明している。


 柳生伝と疋田伝は、同一名でも技の内容はそれぞれ異なり、伝授形態の異なる別々の目録や巻物であるので、ここに注記しておく。


 当会派への執拗な誹謗中傷は、自身の会派の品位を落とすだけでなく、いつか因果応報で自身に返ってくるものです。真面目に学び伝承されている方もおられる話ですから、周囲への影響の大きさを良く理解され、ご自分が学ばれている伝統流儀の伝承に専念されることを祈念しております。




疋田伝猿飛目録の最後の技

『浦浪』